防災に役立つ75のサイトを集約、多言語化も ー国交省「防災ポータル」

 国土交通省はこのほど、防災情報を集約したポータルサイト「Disaster Prevention Portal / 防災ポータル」を開設した。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、多言語化やスマートフォン対応したポータルサイトを通して、平時より国内外に適切な情報発信を行うという。

 このサイトは、国土交通省の「ハザードマップポータル」や東京都の「東京防災」、観光庁の「Safety tips for travelers」など防災に役立つ75サイトの情報をひとまとめにしている。「今から知っておくべき情報」として、「被害想定」、「身の守り方」などの4カテゴリー、同様に「災害時に見るべき情報」として「被害状況」や「気象状況」、「逃げるための情報」、「安否情報」など6カテゴリーに分けているので、必要な情報にアクセスしやすい。

 たとえば「被害想定」では、首都圏で起こり得る自然災害について、想定される被害状況やハザードマップなどが一覧で表示され、日ごろからの防災意識向上や、非常事態への備えに役立つ。

 多言語対応サイトは8月現在29サイトが集約されており、英語、中文(簡体・繁体)、韓国語に対応している。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、外国人訪問者の増加が見込まれることから、日本における防災についての予備知識を適切に把握してもらいたい考え。

国土交通省 報道発「Disaster Prevention Portal / 防災ポータル」を開設!~2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた首都直下地震対策ポータルサイト~
国土交通省 防災ポータル

記事提供:日本医療・健康情報研究所