日野市立平山小学校において、薬物乱用防止教室を開催

趣旨・目的

薬物乱用防止教室を開催し、生徒に薬物の危険性とともに、断り方、かけがえのない自己について考える。

開催日

2016年6月10日

実施学校名/団体名

日野市立平山小学校6年生

参加者

生徒:100名

内 容

薬物の危険性を理解するために、ヒトの脳の構造と機能について学び、それが薬物により壊れた時の怖さ、危険性を考える。本校で以前使用していた国語の教科書に「自分の脳を自分で育てる(川島隆太)」が掲載されており、これを副教材として薬物乱用防止教室に使用していた。現在は掲載されていないが、コピーを用いて、事前に生徒への指導が行われており、授業内容の理解を高めている。

コメント

正会員:加藤哲太

小学校6年の国語の教科書に、川島隆太先生の「自分の脳を自分で育てる」という文章が載っていました。この学校ではちょうど国語の授業でここを取り上げた後で薬物乱用防止授業を行いました。

私の薬物乱用防止教育の中では、薬物により脳が壊される話の前に、脳の機能の素晴らしさ、運動、記憶、感情、思考、予測・・・する機能、について話します。まず素敵な脳、素敵な自分を感じてもらうことに努力します。そこへ薬物が入っていき、その素晴らしい脳が壊れた時の恐ろしさは、むしろ各自で考えられるだろうと。

この国語の授業で、脳について学んでいてくれたおかげで(国語での目標は、読解力、主張を読み取ろう)授業は大いに盛り上がりました。

残念ながら、この部分は、新しい教科書では収載されなくなりましたが、学校では、私の授業の前に、コピーしてこの文章を読む機会を作っていて下さいました。

今では、いろいろの学校で授業をさせていただくとき、脳についてどこかで教えていないが伺うことにしています。保健体育の時間に、「心はどこにあるの?」から入ることもあるそうです。「ダメ、ゼッタイ」だけでない薬物乱用防止教育をする場合、他の授業の内容などからヒントが得られる場合もあるかと思います。