【健やか21】学校保健統計調査-令和2年度(確定値)の結果の概要の公開について(文部科学省)


 「健やか親子21(第2次)ホームページ」より、専門職向けの学校保健・母子保健に関する最新情報をピックアップしてお届けします。

 「健やか親子21」では、「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現を一緒に推進して頂ける企業や団体を募集しています。

小学1年生で約4人に1人、小学6年生では約半数が裸眼視力1.0未満

 文部科学省は、学校における幼児・児童および生徒の発育および健康の状態を明らかにすることを目的として、学校保健統計調査を昭和23年度より毎年実施しています。このほど令和2年度の確定値が公表されました。

令和2年度学校保健統計 調査結果のポイント

  1. 裸眼視力 1.0 未満の者の割合は、年齢が高くなるにつれておおむね増加傾向となっており、小学1年生で約4人に1人、小学6年生では約半数となっている。
  2. むし歯(う歯)の者の割合は、8歳が最も高くなっている。
  3. 鼻・副鼻腔疾患の者の割合は、小学校・中学校で 1 割程度となっており、9歳が最も高くなっている。

 今後、裸眼視力1.0未満の割合は年齢が高くなるにつれておおむね増加傾向となっていることについて、今年度(令和3年度)、全国の小中学生を対象に近視実態調査を実施することで、視力悪化の詳細(近視,遠視,乱視)を明らかにし、子どもの視力低下の予防に必要な対策を講じることとしています。

 なお、令和2年度については新型コロナウイルス感染症の影響により、例年4月1日から6月30日に実施される健康診断を当該年度末までに実施することとなったため、学校保健統計調査においても調査期間を年度末まで延長する形で実施しています。そのため本集計結果は、成長の著しい時期において測定時期を異にしたデータを集計したものとなっており、過去の数値と単純比較することはできないとしています。

「健やか親子21」とは?母子の健康水準を向上のための国民運動計画

 「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。

 平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(~平成36年度)が始まりました。

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