平成28年度 県学校保健会石岡支部研修会を開催

活動テーマ

医薬品教育

趣旨・目的

茨城県学校保健会石岡支部では毎年、支部活動として支部会員向けの講演会を開催しており、今回「学校での医薬品に関する教育の 進め方」に関する講演会を行い、児童・生徒の健康教育の向上を目指す。

内 容

(一社)日本くすり教育研究所 加藤氏による「学校での医薬品に関する教育の進め方」についての講演会を開催した。

実施日

2017年2月9日

実施団体名

石岡市学校保健会

場 所

茨城県石岡市 ふれあいの里石岡 ひまわりの館

参加者

教員:40名、その他:2名

関連情報

当研修会にご参加いただいた方からの感想をご紹介します。

今まで薬剤師の方の講演を聞く機会があまりなかったので,よかったです。
くすりについて,実験を交え,児童・生徒にわかりやすく指導する方法がわかりました。
本校でも少しずつ取り入れていきたいと思います。

先日は,医薬品教育のご講話ありがとうございました。
薬教育を充実させるための工夫や,実際授業で使用する資料を見せていただき大変参考になりました。
薬の正しい使い方は「なぜ」大切なのか,きちんと理由を理解し深めることでセルフメディケーションの力が育つのだと感じました。
昨年度学校薬剤師を招き,保護者対象に「正しい薬の使い方」の講話をいただきました。次回薬教育の機会があれば,児童を対象にしたトライアングル授業の指導ができるように,学校薬剤師,学級担任と連携し,充実した学びにしていきたいと思います。

薬が身近なところで手に入る環境にあり,必ずしも必要であるとは限らないのに,薬店で購入し服用する(あるいは子どもに服用させてしまう親)ことや,大人同士でも気軽にあげたりもらったりしてしまうなどの行為が何気なく行われてしまっていることに不安を感じます。正しい知識を大勢の人が知る機会が必要だと思います。加藤先生の活動の輪がどんどん広がっていけるといいなと思っています。ありがとうございました。

先日は素晴らしい講演をありがとうございました。
加藤先生の講演でなるほど,と思ったのは,状況に応じて自分で判断して行動できるようになるために,「なぜ」を繰り返し教育していくということでした。
「なぜ」そうすることが必要なのか。それは日常の生活にもあてはまるものがありますので,今後の指導にいかしていきたいと思いました。
ありがとうございました。

5年ほど前に,雑誌「健康教室」で,「くすり教育のスタートにあたって」という加藤先生の特集記事を読みました。今回の研修会では,その加藤先生のご講演を拝聴することができ,大変勉強になりました。
加藤先生からご紹介がありましたパンフレットは,前任校(小学校)に勤務中に配付された記憶があります。一部を抜粋してほけんだよりに掲載するなど活用させていただきました。薬の血中濃度の図は,薬の正しい使用法を指導する際に,なぜ数回に分けて服用するのか,服用する量を守って使用しなくてはいけないかを理解するのに効果的で,医薬品の教育にはとても必要な資料だと思いました。また,パンフレットの掲載内容は,沢山の方で協議され吟味された内容だったことがわかり,学校現場でもっと活用していかなくてはならないと感じました。
実際に医薬品についての授業を進めるには,指導法が難しいと感じていましたが,カプセル吸着実験や,お茶とくすりの飲み合わせの実験,カプセル味見実験,薬物乱用性頭痛を指導するためのグラフや使用している資料など,指導法を具体的に教えて頂き,とても参考になりました。本校では薬物乱用防止教育を高学年に行っていますが,医薬品の教育も発達段階に合わせて進めていく必要があると思います。貴重なお話をありがとうございました。

医薬品に関する教育についてお話いただきありがとうございました。私自身も,医薬品についての知識を深めてこどもたちに指導していきたいと感じました。簡単ではありますが,よろしくお願いいたします。