OTC薬協・杉本会長、新春記者会見 「くすり教育への支援」を今後一層の対応が必要なテーマに

 日本OTC医薬品協会の杉本雅史会長は1月16日の新年記者会見で、今後一層の対応が必要なテーマの一つとして「くすり教育への支援」を取り上げた。

 文部科学省は、子供のころから一貫したくすり教育が必要との考えから、中学校、高等学校の学習指導要領に「くすり教育」を導入した。現在、保健体育の授業で実施されており、「くすり教育を通じてくすりの正し使い方を学ぶことは、セルフメディケーションの実践のためにも重要である」と支援の意義を述べた。

 具体的な活動として、

  1. 中・高校生への「くすり教育」とともに、この教育を受けていない保護者がくすりの正しい使い方を学ぶことも大切であり、セルフメディケーションの重要性も含め、親子でくすりについて学んでいくための啓発活動を実施する。
  2. これまで作成してきた教材について、さらに中・高校生が理解しやすい教材のあり方について検討を加える。
  3. この支援は、長期的な視点でも重要なテーマなので、各企業においても個別に活動を進めてもらうよう協力をお願いする。

などを挙げ、協会全体で積極的に取り組む姿勢を強調した。

日本OTC医薬品協会 ▶